「当たり前のことを当たり前にやる」でも自社の当たり前が社会の非常識になっていないか?企業や組織の相次ぐ不祥事を受けて、あらためて労使で「コンプライアンス」、「企業ガバナンス」、「危機管理広報」について考える ー第1回労使研修会(2024.1.28)

2024年1月28日(日)貸会議室ビジョンセンター田町およびWeb会議システム(Zoom会議)のハイブリッドにて、2024年度第1回労使研修会を開催し、総43名(労側33名、使側10名)の方が参加しました。

■スケジュール■
13:30 郡山りょうごあいさつ
13:45 講演会
15:00 (労使分かれての)情報交換会
17:30 夕食懇親会@アリスアクアガーデン田町

■参加者■
<労側>24単組・33名
<使側>8企業・10名

戸村先生の講演

情報交換会の様子

■講演の主旨と概要■
このところ企業や組織の悪しき慣習や風土による長年蓄積された事案が発覚した不祥事が頻発しています。そして不祥事が発覚後も公表が遅かったり当事者意識の欠けた対応が「隠ぺい」「責任逃れ」などと余計に批判を浴び、企業や組織のイメージを著しく落としたり悪化させています。
また、そもそも企業や組織には不祥事を起こさない「コンプライアンス」意識が求められているとは思いますが、顧客によるイタズラ動画が炎上し不安を広げた事案も出てきており、どれだけの「企業ガバナンス」をもってしても防げない危機が存在します。今の時代はインターネットやSNSの普及により、情報の伝達が迅速かつ広範囲に行われるため、不祥事や事案が発覚した場合、不確実な情報や批判的な意見が瞬時に拡散される可能性もあります。
いかに不祥事を未然に防ぎ、また危機を最小限に抑え、企業や組織の信頼やイメージを守るためには、「企業ガバナンス」および「危機管理広報」がどれだけ機能するのかが大事であると考えます。
電機部会ではお馴染みの戸村先生はまさに「危機管理・リスク管理」および「企業経営」が専門分野です。そこで、今年も、というか今年のテーマこそ戸村先生をお迎えし、「コンプライアンス」「企業ガバナンス」「危機管理広報」について、かみ砕いてわかりやすくお話いただこうと思います。
本講演が皆さまの企業や組織の発展につながることを期待しています。労使共に、多く方の参加をお待ちしております。

●はじめに
研修会開催に先駆けて、2025年7月参議院選挙のJAM予定候補者である「郡山りょう」氏にお越しいただきごあいさつをいただきました。その後、研修会を開催しました。
以下にその様子を報告します。

●労使代表幹事あいさつ
まず、熊谷労側代表幹事からは「休日の中多くの皆さんに出席いただき感謝する。まずは元日に起きた能登半島地震、230人を超える犠牲者、まだまだ多くの被災者の皆さんが避難を続けている。亡くなられた方々のご冥福と被災者へのお見舞いを申し上げる。さて、ここ数年講演いただいている戸村先生。相次ぐ不祥事の中、コンプライアンス・ガバナンス・危機管理広報と戸村先生の専門分野であり、今回もわかりやすく説明いただけると思っている。理解を深めたい。春闘については、昨年大幅なベア獲得となったものの実質賃金は低下し続けている。過年度物価上昇率が3.0%と言われている。今年も物価上昇を超える要求をしていかなければならないと思っている。後郡山りょう。さきほど立派なごあいさつをいただいた。この間村田きょうこ議員の取り組みを進めてきたわけだが、村田議員は基幹労連の組織内議員。JAMの組織内国会議員の実現を成し遂げなければならない。また研修会後には懇親会も予定している。有意義な研修会にして楽しさの場につなげたい。」とご挨拶いただきました。
また井上使側代表幹事からは「以前労側事務局長をさせていただいていたが、ご縁あって使側代表幹事として戻ってきた。これからよろしくお願いする。地震で犠牲・被災された皆さんにお悔やみとお見舞いを申し上げる。時期的に春闘もそうだが、今日の戸村先生の講演テーマはコンプライアンス。労使で考えると良い言葉が付けられているが、企業活動を営んでいるものとして、労使一緒になって会社を守っていくためにどうしたらいいか、そのために役に立つお話が聞かせていただけることを楽しみにしている。」とご挨拶いただきました。

●講演
今回の講演は、
◎テーマ:労使で考えるコンプライアンス・企業ガバナンス・危機管理広報
◎講師:日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 戸村智憲さま
でした。
4年連続でご登壇いただいた戸村先生。相次ぐ企業や組織の不祥事の中で、「当たり前のことを当たり前にやる、だけど自分たちの当たり前が社会の非常識になると不祥事のもとになる」、「かけてはいけない天秤にかけてしまうと不祥事の落とし穴にはまる」、「コンプライアンス違反という言葉は使わない、法令順守だけではなく、法令順守+社会的規範となる行動をどれだけとれるか」など今回においても戸村節でわかりやすくお話しいただきました。

●情報交換会
講演の後は、労使でそれぞれ分かれて情報交換を行いました。(労側:春闘関連の情報交換、使側:JAM春闘方針説明・情報交換、他)
労側の情報交換会では、今年の春闘は各単組より物価上昇に負けない、昨年を上回る賃上げ要求をしていきたいという力強い意見が多く寄せられました。

●懇親会
佐藤労側幹事の司会と熊谷労側代表幹事の乾杯のご発声で懇親会がスタートし、井上使側代表幹事による中締めで閉会となりました。電機部会の楽しさの部分である懇親会は終始良い雰囲気で参加者間で各々懇親が深められました。

●さいごに
開催日程について、コロナ禍前までは、1月末の日曜日の一日開催が通例でした。今回はそのパターンで実施しましたが、出席者の皆さんの感想や反応などを見ていて、特に大きな不満・不安はなさそうでしたので、来年以降も第1回労使研修会は、この日程と対面開催(Web併用)を基本に計画したいと思います。早いですが皆さんご予定のほどどうぞよろしくお願いします。
講演内容については、戸村先生には4年連続での講演依頼となりましたが、今タイムリーな話題でもある企業や組織・個人の不祥事や事件がテーマでもあり、この分野に特に精通されている戸村先生からいつもの通りかみ砕いてわかりやすく説明いただけたと思っています。皆さんの今後の活動に少しでも役に立つもの、気づきとなれば幸いです。
今後も電機部会ではコロナ禍前の当たり前を取り戻す活動、つまりまじめさ楽しさ盛り合わせのてんこ盛りの活動を進めていきますので引き続き皆さん積極的なご参加をどうぞよろしくお願いします。
(記:事務局長 松本康)

 

 

 

2024年第1回中部エリア会議

中部エリア会議は1月12日(金)、2024年度第1回目のエリア会議を開催しました。今回は名古屋市伏見駅周辺の貸会議室にて対面形式で行い、11単組16名が参加しました。

会議では各組織より企業状況や秋闘の結果、春闘の取り組み方針、その他課題などの情報共有とそれに関連する活発な意見交換が行われました。春闘については、組合として物価上昇分を求めるのは当然で、加えて生産性向上分もしっかりと求めていく必要があるという意見もあり、各組織で昨年以上の要求をしていく強い決意が語られました。その他意見交換では昨今の物価高騰を考慮した出張に関連する宿泊費や手当額の増額要求に関することや、オープンショップでの組合運営の課題などについて議論が交わされました。

その後、佐藤エリア議長オススメの肝料理専門店に場所を移し懇親会を行い、会議室以上に熱い議論を交わしながら、より一層の団結と春闘に懸ける思いを改めて肝に銘じた夜になりました。

次回のエリア会議は4月~5月を予定しています。

会議の様子①

会議の様子①

会議の様子②

会議の様子②

コロナ禍でできなかった幹事会の再開。みんなで作り上げる電機部会活動にしたい。20周年記念海外視察に向けて議論-第2回三役会・第1回労使幹事会・第1回労組幹事会開催(2024.01.09)

●はじめに
2024年1月9日WEB会議システム「Zoom」にて下記の各会議を開催し、コロナ禍で延期していた20周年記念海外視察の実施に向けて方向性を確認しました。
●第2回三役会(7名参加/8名中)
●第1回労使幹事会(13名参加/16名中)
●第1回労組幹事会(13名参加/17名中)

●主要議事
労使幹事会では、冒頭、労使代表幹事からそれぞれご挨拶を頂いた後、コロナ禍で延期していた20周年記念海外視察の開催に向けて、行先、日程、内容などを議論・確認しました。
また、すでにご案内済みである直近に迫る第1回労使研修会の内容を事後で再確認し、あらためて出席いただくことを要請しました。
20周年記念海外視察については、前回と同じ東南アジア・アジア圏にて検討を進めてきていたが、物価高騰により参加費が倍くらいになること、25周年が間近に迫ってきていること、ただ記念事業として視察は開催したいこと、各単組や企業でも海外拠点のオルグ再開はまだこれからである、などの点を考慮し、視察の行先を国内に変更し、2021年に開催した労使研修会(オンラインバスツアー)で現地視察への要望が高かった鹿児島知覧をメインの行先とすること、時期としても第2回労使研修会と近くなることから併催にして費用を抑えること、長引く世界各地の戦争を背景に平和の尊さを考えることをテーマとして開催すること、今年度中に20周年記念事業を行いみんなでお祝いすること、などを確認しました。これらの確認事項を踏まえて、今後三役にて引き続き詳細の内容を検討していくことを確認しました。

<第2回三役会・第1回労組幹事会議案>
1.報告事項
(1)JAM電機部会第25回総会・労使会議第24回総会
(2)JAM業種別部会代表者会議
(3)JAM中央執行委員会
2.協議事項
(1)2024年度第1回労使研修会について
(2)20周年記念海外視察について
(3)今後のエリア会議について
(4)今後の機関会議日程について

<第1回労使幹事会議案>
1.報告事項
(1)JAM電機部会第25回総会・労使会議第24回総会
2.協議事項
(1)2024年度第1回労使研修会について
(2)20周年記念海外視察について
(3)今後の機関会議日程について

2024年度第1回東日本エリア会議

2023年12月10日(日)に、2024年度第1回東日本エリア会議を開催しました。

新メンバーを迎えてのエリア会議となり、今回は久しぶりに、東京・友愛会館での開催となりました。

・情報交換会 出席者16名(対面開催):友愛会館

エリア会議では毎回、各単組の活動状況・企業情報のほか、皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」についてのディスカッションを中心に会議を進めています。

今回は、春闘が近いこともあってか、いつもの2倍以上の12個のテーマが集まりました。

「海外赴任者の給与について」「物価上昇に伴い、ベア以外の手当についても春闘で要求していくか」「一時金の業績連動導入について」「定年後再雇用者の処遇について」などなど。

昨今の物価上昇もふまえ、各単組で2024春闘に向けた取り組みが検討され始めています。月例賃金のベア要求のほかにも、出張(宿泊)費やテレワーク手当等、職場の組合員からは課題感の声が集まってきているといった報告もありました。

・まとめ

めいっぱいのエリア会議、会議後の情報交換会も含め、非常に多くの情報交換やコミュニケーションを行うことができました。2024年度の電機部会の活動のテーマは「まじめさ・楽しさ・てんこ盛り」となっており、今年1年こういった取り組みを継続・拡大していけると良いなと思っています。参加・情報共有いただいた皆様、ありがとうございました!

2023年度第3回東日本エリア会議

2023年10月15日(日)から16日(月)にかけて、2023年度第3回東日本エリアを開催しました。今回はミツミユニオンさんに全面的にご協力いただき、北海道千歳市で開催することができました。

・情報交換会 出席者11名(対面開催):北ガス文化ホールにて
エリア会議では毎回、各単組の活動状況や企業情報の共有のほか、皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」についてのディスカッションを行っています。
今回は、「拠点や支部の状況をタイムリーにつかむための取り組み」や「2024春闘に向けた各単組・企業での取り組み状況」、「持続的に労組組織を継続していくための後進の育成や体制構築についての取り組み」などの、私たちが今、気にしているテーマについて、各単組で苦労している内容や、その推進・解消のために取り組んでいる事例などを共有しました。
コロナ禍での課題感については参加者皆さんの共感が多かったほか、5類への移行もふまえ、対面での活動を再開したり増やしていく場面が少しずつ増えてきたことなどが特に印象的でした。

・見学、視察 出席者11名:ミツミ電機株式会社千歳事業所様にて
2日目は、ミネベアミツミグループの半導体事業拠点として、事業発展の重要な役割を担っている千歳事業所にお伺いして、半導体の製造工程や安全確保に向けた取り組み、また製造された様々な製品が世の中の多くの場面で活躍している様子などを見学させていただきました。
労組での取り組みの共有も含め、事業所内をご案内いただいたミツミユニオン執行部の皆様、ミツミ電機株式会社の皆さま、大変お世話になりました。ありがとうございました。

・さいごに
エリア会議、事業所見学のほかにも、懇親会をはじめ多くのコミュニケーション取ることができました。会議の場、見学の時だけではなく、日ごろの労組での活動やプライベートな内容も含め情報交換もすることができ、まさに「まじめさ・楽しさ」盛り合わせの電機部会を象徴するようなエリア会議となりました。参加・情報共有いただいた皆様ありがとうございました。

2023年度第3回西日本エリア会議

2023年10月4日(水)にJAM電機部会2023年度第3回西日本エリア会議を開催しました。JAM電機部会西日本エリアの活動範囲を広げて、第2弾は、電機部会西日本エリアの幹事であります芳田書記長様のご厚意とお取り計らいにより、株式会社シマノ様の、シマノ自転車博物館にて9単組19名の方に参加頂き、博物館の見学と、エリア会議の開催を致しました。2022年3月に開館されました、最新の美しい博物館の見学をさせて戴きました。初めに、ミュウジアムスクエアにて、堺市・自転車・シマノの歴史・誕生とあゆみについてのDVDを鑑賞致しました。その後博物館を見学した皆さんに、自転車の多様な魅力を確認して頂き、自分にピッタリ合う自転車の選定をして、自転車に乗りたくなる、欲しくなる、博物館の見学で有りました。

 

  その後のエリア会議では、最初に、議長、部会長より、博物館見学の受け入れをして頂いた株式会社シマノ様、シマノ労働組合様への感謝と今月末に行われる、電機部会総会、20周年記念レセプションについて、お話しいただき、西日本エリアで、総会を盛り上げて頂きたいと、挨拶を頂きました。次に、JAM本部より業種別部会の担当者の事で、引き続き担当者をさせて戴く事が決まったとの報告が有りました。各単組報告、情報交換会では、今回改選期の為初めてエリア会議に参加するメンバーがおられましたので、初めて参加される方に自己紹介をして頂きました。続いて各単組の状況や組織課題などについて意見交換をしていただきました。話題に上がった内容は、定年延長について、65歳~70歳の定年延長、特定最賃、初任給引き上げ、パパ育休の休み条件について、地域手当の算出、営業手当、みなし残業についてなど、各単組ではどのように取り組んでいるかの情報が上げられ、情報共有を行いました。17:00に博物館閉館の為、事務局長の締めのご挨拶は、懇親会の乾杯挨拶に変更され、電機部会として、まじめさ楽しさをしっかりと実行して、みんなで部会を盛り上げていきたいと思っていますので、総会、レセプションを含めて、引き続きのご協力をお願いする。と事務局長の乾杯のご挨拶で懇親会、交流会も、大変盛り上がり、西日本エリアの結束を図れた、有意義な会議開催でありました。準備していただいたシマノ自転車博物館、シマノ労働組合の皆様には、大変感謝いたします。ありがとうございました。

 

コロナ禍の制限も緩和され、電機部会の本領を発揮した「(まじめさ楽しさ)盛り合わせのてんこ盛り」の部会活動をすすめ、誰もが誇れる部会をめざそう-電機部会第25回総会・電機部会労使会議第24回総会(2023.10.29)

2023年10月29日(日)神戸元町レンタルスペース・ジェムにてJAM電機部会第25回総会・JAM電機部会労使会議第24回総会を開催しました。
★参加人数★
【部会第25回総会】労側:29単組・47名
【労使会議第23回総会】労側:29単組・47名、使側:6企業6名

●はじめに
コロナ禍の制限も緩和された今、実に4年ぶりに完全対面での開催となりました。また総会終了後はコロナ禍で延期していた20周年記念レセプションを開催し、遅ればせながら20周年の節目をお祝いし、電機部会の結束を固めました。以降で総会と20周年記念レセプション、翌日の工場見学の様子を報告します。

●第25回総会
総会の冒頭では、熊谷部会長より「4年ぶりの対面開催ができた。この間は楽しさのない味気ない総会だった。これから電機部会らしく「『(まじめさ楽しさ)盛り合わせ』のてんこ盛り」の活動をしていきたい。また本日は安河内会長に来ていただき感謝する。そしてコロナ禍で延期していた20周年記念レセプションも開催する。楽しんでいただければ。そして村田きょうこという準組織内議員を誕生させることができた。そしていよいよ再来年は郡山りょうの組織内議員を実現したい。」とご挨拶がありました。また続いて、JAMを代表し安河内会長より「日頃はJAMの諸活動への力強いご支援を感謝する。まず春闘、2023年は歴史的な春闘となったがまだまだ。米自動車は40%の賃上げ、物価上昇も続いている。2024年、連合・JCMで要求の議論が進んでいる。いずれにせよ2024年も力強い賃上げを継続したい。価格転嫁の問題にも取り組んでいきたい。そして郡山りょう。やはり組織内議員がいるのといないのでは全然違う。他産別と比べて情報入ってくるのが一番遅い。こちらも力強いご協力をよろしくお願いする。」とご挨拶をいただきました。

本総会では2024年度の活動方針・活動計画が議案の中心となりました。コロナ禍の制限も緩和された中、先輩たちより受け継いだ、電機部会らしく活動する「発想力」と「企画力」、そしてそれを実現するべくやりきる「実行力」と「行動力」という4つの力から成る”電機部会のDNA”を次世代に引き継ぐべく、創意工夫しながら部会活動を前進させ誰もが誇れる電機部会をめざそうということを満場一致で確認されました。同様に、他の議案(文末参照)についても満場一致で確認されました。

なお、本総会を持って、電機部会の役員を2名の方が退任されました。
幹事:大須賀祐子さん、会計監査:甲斐裕久さん
これまでの部会におけるご活躍に感謝いたします。

●労使会議第24回総会
冒頭、熊谷労側代表幹事より「休日お忙しい中お集まりくださり感謝する。4年ぶりに対面での開催となった。まじめさだけでなく楽しさもある活動を進めていきたい。今年は物価上昇に伴う春闘となった。来年も今年以上の春闘となれば。またコロナ禍で延期していた20周年レセプションを開催や明日は消防自動車のモリタの工場見学となる。よろしくお願いする。」とご挨拶がありました。
また、石井使側代表幹事より、「4年ぶりの対面開催となるが、4年前はまさかここの場で挨拶することになっているとは思いもしなかっただろう。コロナ禍に人事部長となり、今の立場として考えると、会社側としては人材の確保が大きな課題と考える。海外人材、優秀な人材を確保するためにも春闘での賃上げは必要である。生成AIの活用や生産性向上など部会を通じていろいろと考えていきたい。」とご挨拶をいただきました。

全ての議案については満場一致で確認されました。

また本総会にて、1名の方がご退任されました。

これまでの部会におけるご活躍に感謝いたします。

【議事】JAM電機部会第25回総会
1.主催者代表あいさつ
2.JAM本部代表あいさつ
3.報告
(1)2023年度活動報告
(2)2023年度一般会計・分担金会計・特別会計報告
(3)2023年度分担金会計・特別会計 監査報告
4.議案
(1)2024年度活動方針・活動計画に関する件
(2)2024年度予算に関する件
(3)役員交代に関する件
(4)表彰に関する件

【議事】JAM電機部会労使会議第24回総会
1.主催者代表あいさつ(労側・使側)
2.報告
(1)2023年度活動報告
3.議案
(1)2024年度活動方針・活動計画に関する件
(2)役員交代に関する件

●20周年記念レセプション
総会終了後にはコロナ禍で延期していた部会結成20周年記念レセプションをクルーズルミナス神戸2にて開催しました。
部会を代表し部会長のごあいさつで開演し、安河内会長のご発声で祝杯、その後は西日本エリア会議による催し物、シンガーソングライターのアイブリーさんによる生ライブ、大抽選会などで楽しい憩いの時間を過ごし、部会の皆さんであらためて部会結成20周年の記念をお祝いしました。
以下写真にて振り返りたいと思います。

ルミナス神戸2前で記念撮影

神戸夜景を前に記念撮影

●モリタ工場見学
総会を開催した翌日には、同じJAMの仲間であるモリタ労働組合の皆さま、株式会社モリタの皆さまにご協力いただき、消防車を製造販売している株式会社モリタの三田工場(兵庫・三田市)を見学させていただきました。

モリタ工場見学集合写真

●さいごに
今回開催にあたり、工場見学を受け入れていただきましたモリタ労組執行部ならびに株式会社モリタの会社側の皆様方、船上ライブで記念レセプションを盛り上げていただいたアイブリーさん(これから応援します)、そして企画から段取り、準備、当日の進行まで多大なるご尽力いただきました西日本エリア会議の仁木さん、栗栖さん、そして影で大いにサポートいただきましたミヤコ国際ツーリストの野牧さん、下辻さん、本当にありがとうございました。
(記:事務局長 松本康)

2023年度第2回中部エリア会議

中部エリア会議は10月13日(金)、2023年度第2回目のエリア会議を開催しました。今回は久しぶりに完全対面形式で行い、8単組13名が参加しました。

会議は岐阜駅周辺のレンタルスペースを貸し切り、各組織から企業状況や単組の状況、秋闘の要求内容等についての報告、情報交換から始まりました。各単組からは、コロナ禍から日常を取り戻しつつあることから、各種交流行事が再開できてきたという明るい話題が共有されたり、それぞれの組織の制度内容などについて積極的な情報交換ができました。

会議の様子①

会議の様子①

会議の様子②

会議の様子②

その後の意見交換の中では、安全衛生の観点から36協定内容や長時間労働是正の取り組みについて各社の様子を確認したり、為替変動に対する海外出張日当のあり方についての意見交換がされ、有意義な時間はあっという間に過ぎていきました。

その後は懇親会として犬山に移動し木曽川の鵜飼遊覧で交流を深めました。屋形船で木曽川を遊覧しながら美味しい折り詰めに舌鼓を打ち、美しくライトアップされた犬山城を背景に久しぶりの対面交流を楽しみました。初めて見る鵜飼は幻想的でありながら、紐に繋がれた10羽の鵜たちが次々と潜っては魚を飲み、引き上げられては魚を吐く光景を見ると、鵜たちの過酷な労働条件にやや心を痛めました。「鵜たちの世界に労働組合があったら、鵜匠たちと団体交渉をするのだろうか…」と想像しながら、鵜飼遊覧を通じて労働組合の大切さを気づかせようとする佐藤エリア議長の思慮深さに心を打たれ、本年度2回目のエリア会議は膜を閉じました。

屋形船

屋形船

屋形船での懇親会

屋形船での懇親会

鵜飼

鵜飼

次回のエリア会議は、新年度12月~1月を予定しています。

どこよりも早い2024春闘に向けた取り組み!!労使でこれからの春闘と政策制度について考える研修会に 第2回労使研修会(2023.8.20~21)

2023年8月20日(日)友愛会館にて、2023年度第2回労使研修会を開催しました。
また翌日21日(月)は国会見学および国会議員との懇談を開催しました。
44名(労側37名、使側7名)の方が参加しました。

■スケジュール■
8月20日  講演/パネル討論・(労使)情報交換会:友愛会館、
夕食懇親会:ホテルニューオータニイン東京
8月21日  施設見学:国会議事堂、
国会議員(泉ケンタ議員、北神けいろう議員)との懇談

■参加者■
<労側>26単組・37名
<使側>6企業・7名

■開催趣旨と概要■
今年の春闘は歴史的な物価高を背景に、当面の物価高への対応のみならず人材確保、価格転嫁など中長期的な視点も踏まえて各労使が真摯に交渉した結果として、3%を超える賃上げ率につながったとされており、転換点になり得る春闘であると言われています。
さて、春闘は来年以降どうなっていくのでしょうか。私たち労使はそれぞれどうしていけばよいのでしょうか。
そこで今回の労使研修会は「これからの春闘を考える」をテーマに、外部の専門家・有識者をお招きし、また労働組合を代表し安河内会長も交えた形でそれぞれの立場でこれからの春闘についてパネルディスカッション形式でお話をいただきます。各企業の労使が来年以降の春闘について共通認識をもつきっかけになればと思います。
また、国会見学およびこれに合わせて国会議員との懇談の場を設定いたしました。国政では、私たち労使が春闘を通じて交渉してきた賃上げ、物価高対策、価格転嫁対応をいったいどのように捉えられているのでしょうか。国会見学はもちろんのこと,国会議員と接点がもてる大変貴重な機会でもあります。ぜひとも労使そろってのご参加をどうぞよろしくお願いします。

●はじめに
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、今回はオンラインとのハイブリッド開催ではなく、対面のみの完全リアル開催となりました。
以下にその様子を報告します。

●労使代表幹事あいさつ
まず、熊谷労側代表幹事からは「猛暑の中、またお休みのところ集合いただき感謝する。コロナが落ち着いたとは言わないが、皆さんにお会いできるようになりうれしく思う。これからますます部会モットーであるまじめさ楽しさ盛り合わせの部会活動ができるようにしていきたい。今回の労使研修会も面白い内容になっている。今年は物価上昇がある中での賃上げ実現で潮目の春闘と言われているが、来年以降継続できるように専門家・有識者をお招きして、「これからの春闘を考える」をテーマにパネル討論をしてもらう。また明日は国会見学と国会議員との懇談もある。楽しみにしている。」とご挨拶いただきました。
また石井使側代表幹事からは「本日まで夏季休暇のところもある中で集合いただき感謝する。これからの春闘を考えるというテーマであり、会社としても人的資本投資、今後の物価上昇の社員への影響、など今年の春闘を通じて課題としてとらえている。これから人事施策として考えていかないといけないテーマであり、考えるヒントとなれば。」とご挨拶いただきました。

●基調講演/パネル討論
今回は、
◎テーマ:これからの春闘を考える
◎基調講演:公益財団法人 日本生産性本部 特別参与 澤田 潤一さま
◎パネル討論
パネリスト:公益財団法人 日本生産性本部 特別参与 澤田 潤一さま
独立行政法人 労働政策研究・研修機構
リサーチアソシエイト 松上 隆明さま
一般社団法人 成果配分調査会 代表理事 浅井 茂利さま
ファシリテータ:JAM会長 安河内 賢弘
でした。
冒頭、澤田さまより基調講演をいただいたうえで、安河内会長がファシリテートしながらパネル討論を行いました。
国際社会の中で再び日本が輝きを取り戻すためには女性の活躍がポイント、最低賃金や企業間格差の問題解決は賃上げと価格転嫁、そしてカイゼンによる生まれた原資を前向きな投資に向けること、ストライキの意義はストするということではなく緊張感のある労使の交渉が重要であるということ、などなどのお話がありました。
最後に、春闘に関してJAMに期待することをお一人ずつお話しいただき、「賃金全数調査と個別賃金要求の推進」、「春闘の社会的相場形成、その旗振りをJAMも」、「中小企業が元気になることが重要、それが日本が元気になっていく」とのお話をいただきました。

 

●情報交換会
講演の後は、労使でそれぞれ分かれて情報交換を行いました。
労側では、事前に「情報交換会で取り上げて欲しいテーマ、聞いてみたいこと」をアンケートし、その内容に回答をする形で進めました。
組合の女性役員比率、定年延長の取組状況、ハラスメント発生時の対応、コロナ明けのテレワーク制度の実施状況、副業時の労働時間管理などについて情報交換しました。
他、事前アンケートでは,引き続き、若手社員の離職については各労組共通の悩みとしてありそうですので、今後、これらの悩みに対する研修会の講演テーマとして考えていければと思っています。

●懇親会
そのあと場所は移動し、懇親会を開催して、労使で懇親を深めました。

●施設見学
2日目は、泉ケンタ議員を通じて衆議院会館の会議室と国会見学を手配いただき、国会議事堂の見学を開催しました。

●国会議員との懇談
また国会見学後、北神けいろう議員と泉ケンタ議員による国政報告ならびに意見交換を開催しました。私たち働く仲間の声を国政に届けて、政策制度を実現していく取り組みが重要なことを再認識でき、国会議員と直接懇談できる貴重な場となりました。

●さいごに
今回は、私たちJAM電機部会労使研修会のために、公務に大変お忙しい中、国会議員との懇談として貴重な場とお時間とお話をご提供いただきました北神議員、泉議員に感謝申し上げます。
またパネル討論の企画・運営にご尽力いただきましたJAM安河内会長、またパネリストとして貴重なお話をいただきました澤田さま、浅井さま、松上さまに感謝申し上げます。
私自身いろんな観点で様々な気づきが得られた大変有意義な研修会となったと思っています。きっと参加者もそのように感じられていると思います。新型コロナウイルス感染症が5類移行となり、次年度以降も対面開催を基本とし、皆さんにとって有意義な研修会となるよう、テーマ選定をはじめ企画・運営に努めていきます。
最後に、企画・準備・運営いただきました中部エリアの皆さま、伊藤担当、ミヤコ国際ツーリストの野牧さまに感謝申し上げます。
(記:事務局長 松本康)

2023年度第2回東日本エリア会議

2023年5月19日(金)に、2023年度第2回東日本エリア会議を開催しました。

・情報交換会 出席者14名(対面14名、リモート0名)

横河電機労働組合(東京)の労働組合会館をお借りして、対面100%での開催となりました(ハイブリッド開催の準備を進めていましたが、リモートでの参加はありませんでした。)。5/8に新型コロナが5類に移行したこともあり、その影響もあったかもしれません。今回は、対面ならではのコミュニケーションの良さを活かした情報交換会となりました。

今回が初参加のメンバーもいたため、皆さんの自己紹介も含めて、各単組・企業の状況共有を厚めに行いました。参加された皆さんの会社がどんなことをしているのか、どのような取り組みを労組で進めているのか、などを改めて知ることができました。

皆で事前に出し合った「今、気になっているテーマ」についてのディスカッションでは、組織(会社・単組)内で議員活動を行う場合の処遇について、テレワーク手当の水準や時差勤務制度の導入について、時間単位有休の導入状況について、(来年度の)初任給について労使で確認していること、など今回も幅広いテーマでの情報共有・質疑を行うことができました。

・見学、視察

横河電機株式会社の本社にお伺いして、ショールームとグローバルレスポンスセンターを見学させていただきました。
ショールームでは、会社の沿革やこれまでの製品の歴史にも触れることができ、
またグローバルレスポンスセンターでは最新のサービスを提供している様子なども見学することでき、
盛りだくさんの会社見学となりました。
ガイドいただいた皆様、段取りいただいた皆様、大変お世話になりました。ありがとうございました。

・夕食懇親会

エリア会議終了後には夕食懇親会も開催しました。初参加のメンバーも迎え、会議の場だけではできなかった色々な話もすることができ、まじめさ・楽しさ盛り合わせのエリア会議を締めくくりました。